犬が雷や花火を怖がる理由ってどうして? 怖がらない犬もいるのに…
そう思ったことありませんか?
犬にとっては「音」「光」「臭い」など生命の危険と感じているからこそ、かなり真剣に怖がります。
なんとかしたいですよね。
飼い主の対応で変わるのかしら?
うちの子は正常なの?
と疑問を持ったことはありませんか?
この記事では、犬の怖がる行動を3種に分けて、犬の怖がりの度合いによって、飼い主がどのような対策をとれば良いのかをしつけトレーナーが解説します。
犬は雷や花火を怖がるあまり、家から飛び出し、行方不明になることが多くあります。
思わぬところで迷子犬にならないよう、外には出さないように気をつけてくださいね。
また、体調を崩すほどの恐怖を感じている場合は、 軽く考えずに動物病院で診察してもらいましょう。 薬で楽になる場合があります。
それでは、愛犬が雷や花火を怖がる理由から解説していきます。
犬が雷や花火を怖がる理由
犬が雷や花火を怖がる理由はいくつか考えられますが、怖いと強く感じる犬とそれほど強く感じない犬がいます。
雷や花火を怖がる理由
音、光、臭い、静電気、風向き、振動など
犬は雷や花火に生命の危機、恐怖を感じ、怖がりますが、感じ方の強弱は犬によって違います。 全く怖がらない犬もいれば、体調を崩すくらい怖がる犬もいます。
気をつけたいのが、初めて雷や花火を経験した時に予防することがとても大切なのです。
最初の雷、花火の時に犬が怖がるか怖がらないかは最初の印象でほぼ決まってしまいます。
それでは予防するにはどうしたら良いかです。
雷や花火を怖がる犬にしない、予防法
例えば、雷がなって、飼い主が騒いで怖がったとすれば、犬は雷=怖い、いつもと違う、非常事態ということがインプットされてしまいます。
逆に、雷がなって、飼い主が平然と「あくび」をすると、犬は怖くない、落ち着くサインを飼い主さんが出している。と感じます。
犬にとって、怖いものは、飼い主さんの印象付けが非常に大切です。 雷や花火の場合は飼い主は常に平然と、いつも通りに過ごしてください。
とはいえ、家族全員が「あくび」をして平然とするというのも、家庭環境によっては難しいということもあるでしょう。 もう第一印象で犬が怖いと思ってしまったというケースもあるでしょう。
最初の印象で、犬が怖いと感じ、雷や花火が怖いものになってしまった場合の対処を行動の 強弱を3種のタイプ別に 解説します。
愛犬がどのタイプに当てはまるのか、飼い主は何をすれば良いのか、お知らせします。
犬の怖がる3種の行動別対策
犬が自分の居場所で怖がる行動
犬がケージやベッドで怖がって出てこなかったり、尻尾が下がって明らかに怖がっているという行動が見られる場合
対策 :飼い主は平然いつも通りにする
犬に対して、かまったり、なだめたりせず、いつもと同じように過ごしてください。
飼い主が「あくび」をすることは、愛犬に「大丈夫だよ」とサインを送ることなので、落ち着かせるために、やってみてください。すぐに効果は見られなくても、雷、花火があるときには思い出して、やってみましょう。
対策 : 居心地の良い場所にいられるようになれば、OKとする
怖がって、ケージやいつもの犬の居場所にいるなら、雷が収まるまでその場所(落ち着く場所)にいさせてあげましょう。
この場合、特にしつけなどはせず、いつも通りにすることで、だんだんと落ち着いてきます。
パニックになって興奮、外に出ようとする行動
雷や花火の音などの刺激で、犬がパニックになってしまう場合もあります。外に出たいがために、攻撃的になる、噛む、息が荒くなり興奮している行動が見られる場合、飼い主はどうすれば良いでしょうか。
対策 : 飼い主は平然いつも通りにする
特別なことはせずに、飼い主は平然としておきましょう。
対策 : 外に出さない!
雷で興奮している犬は絶対に家の外に出さないようにしましょう。
飼い主がトイレか?と思って、少し庭に出したらいつもは庭から出ないのに飛び出してしまい、迷子になってしまうケースがかなり発生しています。
実際に雷の翌日に迷子犬の連絡の入ることが数多くあります。
絶対に外に出さないこと、日ごろから迷子札や犬鑑札を首輪につけておくようにしましょう。
詳しくは関連記事をご覧ください。
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【 犬登録 】住所変更は市役所へ、犬鑑札は迷子札代わりになる!
対策 : 音に慣れさせる
雷や花火などの大きな音に慣れさせるようにしましょう。
雷や花火の音を録音したものを時々聞かせ、おやつを与えることで、雷の音=おやつという良いイメージを植えつけましょう。
体調不良になる
嘔吐、下痢、血尿、けいれん、失神 など、体調に影響のある場合
対策 : 動物病院に相談する
雷が原因で体調不良にまでなるケースも稀にあります。 動物病院に相談し、薬を処方してもらうのも解決につながります。
対策 : 静電気防止グッズを試してみる
また、最近の研究で、静電気が原因ともいわれています。 特にフワフワ毛足の長い犬で、ブラッシングをする時にパッチッと静電気がおきる犬は雷の影響を受けやすいといえます。
普段の生活でも、静電気の不快感を感じてストレスになっている場合もありますので、静電気防止グッズを試してみるのも方法です。
対策 : 雷の最中の飼い主さんは、一貫して平然と
雷や花火の最中は飼い主は平然といつも通りにふるまいましょう。 犬が外に出たがる場合は絶対に外に出さないでください。
まとめ
犬が雷を怖がる行動によって対処法を解説しました。 雷や花火の大きな音や光の最中は、飼い主のとる行動は一貫して平然といつも通りにすること、「あくび」をして怖くないというサインを犬に送ることです。
怖がっている最中、犬はパニックになっています。どんな場合でも家の外に出さないようにしてください。
もしも、家から脱走してしまった時のために、迷子札、犬鑑札を必ず首輪につけましょう。
迷子犬の情報は警察の管轄です。 迷子になったときは先ず警察に問い合わせをしてください。
嘔吐、下痢、血尿、けいれん、失神など、体調も悪くなってしまう場合は、動物病院に相談、薬をもらいましょう。 徐々に慣れさせれば、お薬を使わなくてもよくなってきます。
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迷子札
迷子札もセンスのよいものが販売されているので、アクセサリーとしても素敵です。 電話番号のみ刻印してもらえば、個人情報も最低限で済みます。
首輪に連絡先を刺繍してもらうタイプのものもあります。
超小型犬など、ペンダントタイプの迷子札が苦手な犬におすすめです。
静電気防止グッズ
ネックレスタイプの静電気防止グッズです。 普段のブラッシングで静電気がパチパチする犬は、雷が嫌いな原因になっているかもしれません。
老犬になってくると、静電気の影響を受けやすくなりますので、若い時に大丈夫だったのに、、という場合もお試しください。
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