ドッグフードと手作り、手間や費用を考えないとしたら、どっちにするのが、犬が健康でいられるのか知りたくありませんか?
実は、ドッグフードと手作りのメリットとデメリットはそれぞれにあります。
ドッグフードと手作りを半々で併用して食べさせると、栄養、アレルギー、添加物への心配、酵素が取れる、災害時への備え、なども出来、生活しやすくなり、おすすめしています。
以前は、人間と同じものを与えると、犬は食べたいとねだるようになるので、しつけの意味で犬にはドッグフードだけを与えましょうという意見も多くありましたが、最近は手作りのメリットが知られることにより、ドッグフードと手作りを併用するようになってきました。
手作りを取り入れる時に気をつけて欲しいのは、犬の食べてはいけないものを知ること。
口の中に食べかすが残りやすくなりますので、歯磨きをすること、そして、しつけの面では、人間の食卓から分けて与えないことです。
先ず、ドッグフードのメリットとデメリットについて、国内ドッグフード会社のOBの講義をもとにわかりやすく解説していきます。
ドッグフードだけだと60%のごはん!?
愛玩動物飼養管理士会の開催した国内ドッグフード会社OBを講師に迎えての講義がありました。 公演冒頭で、犬にとって、栄養面で100%のごはんがあるとしたら、ドッグフードだけでは、60%しか補えていないということを聞き、驚いてしまいました。
指摘された問題点は4点でした。
1)人が食べる食材の持つ栄養がドッグフードにはない
2)生の野菜に含まれる酵素がドッグフードにはない
3)添加物、保存料の表示義務がなく、多く入っている可能性がある。
4)ドッグフードによって、配合に特徴があり、同じドッグフードを与え続けると栄養に偏りが出てくる。
トレーナーとしての経験知ですが、15歳以上長生きしている犬の多くは手作り食も食べているのは事実でしたので、ドッグフードの問題点にも納得してしまいます。
では、犬のごはんを栄養面で100%に近づけるためにはどうすればよいのでしょう?
答えは、ドッグフードに手作り食を半分、併用すること。そして、ドッグフードも1種類だけでなく、3種類ほどをローテーション(フードローテーション)させることでした。
★フードローテーションについては「犬のドッグフード「フードローテーション」をする5つのメリット」をご覧ください。
では、ドッグフードも外せないメリットがあることを知っておきましょう。
ドッグフードのメリットとデメリット
ドッグフードのメリット
長期保存ができる
総合栄養食のドッグフードだと栄養がバランスよく配合されている
ドッグフードだけで犬のごはんになるため、特に災害時には役立つ
ドライのドッグフードだと歯にこびりつきにくく、歯周病のリスクがいくぶん少ない
ドッグフードのデメリット
長期保存ができるイコール、保存食であり、保存食から全ての栄養を補うことはできにくい。
日本のドッグフードの場合、保存料、添加物の表示がない
ドッグフードのデメリットを補うのが手作りごはんです。
先ずは手作りってどんなもの? 手間がかかるのに手作りするメリットについてご紹介します。
犬の手作りごはんとは
人が食べている食材を使って、飼い主がほぼ調味料で味付けせずに調理して作る犬用のごはんのことです。 食材の中にはチョコレートなど、犬が食べると中毒症状などを起こす食材もありますので、正しい知識を持つことが必要です。
手作りごはんにするメリットとデメリットを解説します。
手作りごはんのメリット
旬の食材や生の食材の酵素など、パワーがとれる
保存料、添加物の心配がない
アレルギー食材が有る場合、除去食が作りやすい
水分を食材からとれる
愛犬の体調によって食材を調整できる
愛犬の食いつきがよく、食欲のない時などは食べるきっかけになる
手作りごはんを作る時間が無い飼い主さんはネット販売もあります
→楽天市場【無添加】【送料無料】 手作りごはん&おやつ お試しセット
手作りごはんのデメリット
長期保存ができない
災害時、犬を預ける場合など調理できない場合に不便
栄養バランスが崩れやすくなる
犬の食いつきが良いので食べる量が増え、量を守れないと肥満になる
歯につきやすく、ドライフードよりも歯磨きが必要になる
人と同じものを食卓から与えると、欲しがるようになり、しつけに影響する
手作りごはんは正しく作り続けると愛犬にとっては最高のごはんになりますが、毎日完璧にはなかなかいかないものです。 また、災害時や犬を預ける場合にはドッグフードを食べて欲しい。
そこで、ドッグフードと手作りごはんを併用すると、毎日の手作りごはん作りの手間を軽減し、災害時にはドッグフードも食べてくれる。なおかつ、ドッグフードの半量を目安に手作り食の量を決められるので、食べすぎも予防できます。
ドッグフードと手作りごはんを併用するメリット
1)ドッグフードのバランスのよさと、手作りの食材からとれるパワーをプラスできる
2) 添加物や保存料の接種を少なくできる
3)災害時など、手作り食が作れない状況でもドッグフードが食べられる
4)ドッグフードの栄養のかたよりを防ぐことができる
5)正しく手作りをプラスすると犬の寿命が長くなる
6)ドッグフードの量を目安に、手作り食の量の目安がわかり、肥満予防になる
犬が食べると、中毒症状になるものだけは知っておく必要がありますのでお知らせします。
犬が食べてはいけないもの
食べると中毒症状の恐れのあるもの
チョコレート たまねぎ ネギ ニラ らっきょうなどのねぎ類
アルコール類
大量に摂取すると良くないもの(少量なら問題ない場合が多い)
- ぶどう レーズン アボカド マカデミアナッツ
- 豚肉、イカ、タコ、スルメ(量が多いとアレルギーの心配あり)
- ソーセージ、ハム、チーズ、練り物など味の濃い加工食品
- 乳製品
- その他、ブロッコリーやキャベツなども少量なら問題はありません。
手作りごはんの例
肉類と蒸かし野菜
何から作ればよいのかわからないという飼い主さんへ、先ずはステップ1です。
基本の肉と野菜、比率は肉8:野菜2~肉7:野菜3
肉は鶏、鴨、牛、ラムなど手に入りやすく、脂肪の少ない部位を選びます。
肉はゆでる、焼く、蒸かすなど、必ず加熱調理しましょう。
野菜はにんじん、ジャガイモ、かぼちゃ、さつまいもなどをまとめて蒸し器に入れ蒸かします。
野菜の甘みが出て、調味料無しでも十分に食べることができ、同じ入れ物で蒸かしても、お互いの野菜の味に影響がありません。(人用の食材にもなります。 )
小型犬の場合は細かく切るか、少しすりつぶすなどして、愛犬の食べやすい形にしましょう。
あとは、ドッグフード半分、手作り食半分(肉8~7:野菜2~3)の割合で愛犬に与えるだけです。
まとめ
国内ドッグフード会社の開発OBの講義で、ドライのドッグフードだけでは60%のごはんと聞き、最初は驚きました。
ドッグフードと手作りごはんのメリット、デメリットについて、理解が深まり、どちらにも良い点、悪い点があることを確認できたと思います。
ドッグフードだけでは犬の健康を維持できるとは言えない、かといって、手作りだけでは災害時など調理できない時に慌てることになります。
手作りごはんにはメリットがたくさんありますので、是非、簡単なところから始めてみてください。
愛犬、ハナもドッグフードと手作りごはんを半々で与えていました。 延命治療なく17歳2ヶ月と長生きでしたので、おすすめできます。 歴代の愛犬たちも皆、長生きでした!
はじめやすいものから、愛犬の反応や体調、毛つやなどを見て楽しみながら進めていくのが良いと思います。
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