犬がうんちを食べる行動「食糞」は特に子犬に多い行動ですが、成犬になっても断続的に続く犬もいます。
愛犬の食糞でお悩みの飼い主さんへ、当記事では、犬がうんちを食べる理由、食糞をやめさせるためのサプリを比較、サプリ以外でできる対策をご紹介します。

うんちを食べている口でペロペロされるのは、かなり嫌ですよね。

叱ってもやめない、叱るとよけいに注目してほしくて食糞をする場合もあります。
では、どのようにすれば良いか、「うんちを食べる理由」、「サプリのご紹介」「食糞の6つの対策」についてわかりやすく説明しますので、すぐにできることから取り入れてみてはいかがでしょうか。
意外とすぐに食べなくなることがあります。
犬がうんちを食べる理由、原因は?

犬がうんちを食べる理由は、消化しきれなかったフードがうんちの中に混じって出ているためです。犬にとっては「おいしいフードのニオイ!💛」と勘違いして食べてしまうのです。
うんちをしてすぐは、暖かくて、ポワーンと良いニオイがして、「おいしそう!」パクリと食いつくという訳です。
子犬の頃は消化器官が未熟なため、未消化のうんちをし、食べてしまう場合や、フードの成分の中に消化しきれない穀物類が含まれており、未消化で排泄されている影響もあります。
自然界では食糞は多くの動物に見られることで、特別異常という行動ではないのですが、飼い主さんとしては「やめさせたい」ですよね。
食糞をやめさせるために、「サプリにできること」「サプリにできないこと」
犬が食べても害にならない、食糞用のフード(サプリ)も販売されています。
サプリにできることはうんちの臭いをおさえたり、食べにくい味にしたりすることで食べたいという気持ちを弱めることです。
サプリがきっかけとなって食糞が治まる犬もいますので、先ずは試してみてはいかがでしょうか。
但し、食糞は習慣だったり、本能やストレスなどが絡んでいる行動ですので、サプリがどの犬にも効果が期待できるとは限りません。食糞防止サプリは今のところ全ての犬に万能な解決方法ではありませんので効果がなかったとしても、すぐにできる対策からやってみることをおすすめします

食事の量、フードの質の見直し、飼い主さんの態度の見直し、フードにビターアップルを振りかける、うんちとおやつを交換するなど、この記事でご紹介している「6つの対策」からの改善も取り組んでみましょう。
食糞サプリにできること
① うんちの味・ニオイを変えて「食べにくくする」
多くの食糞防止サプリは、うんちを苦くしたり、ニオイを犬が好まないものにすることで、「食べたい」という気持ちを弱める仕組みです。
特に習慣的に食べている犬、好奇心やクセで食べている犬には、効果が期待できます。
② 腸内環境・消化をサポートする
整腸成分や消化酵素が含まれるタイプのサプリは、便の状態を安定させたり、未消化の栄養を減らす
ことで、犬のうんちへの興味を減らす間接的なサポートになります。
「便のニオイがきつい」「軟便が続いている」犬には、改善が期待できます。
食糞サプリにできないこと
① 病気そのものを治すこと

犬によって食糞の原因は様々で、例えば以下の疾患や病気が原因の場合はサプリで解決できません。先ずは動物病院での治療を優先に考えましょう。
消化器疾患
膵臓・ホルモンの病気
寄生虫感染
② すべての犬の食糞を必ず止めること

食糞は、本能や行動習慣、ストレス、学習行動などが複雑に絡む行動です。
そのため、「どの犬にも必ず効くサプリ」は今のところありません。
口コミ評価が高い商品でも、サプリが合わない犬はいます。
③ すぐに効果が出る保証
多くのサプリは、数日〜数週間かけて様子を見、継続して初めて変化が分かるというものです。
即効性を期待しすぎると「効かない」と感じやすい点も注意が必要です。
食糞予防サプリの比較

食糞予防サプリ(口コミなど必ずチェックして購入しましょう)
| 商品名 | 特徴 | 参考価格 | |
| NaturVet Coprophagia Stool Eating Deterrent Soft Chews | 定番の味付けサプリ。糞の味・匂いを変えて興味を減らす | ¥4,790 | |
| NaturVet COPROPHAGIA DETERRENT 90 Chews | 同ブランドの別サイズ版。継続しやすい | ¥5,490 | |
| スツールリペル(30錠) | 辛味成分で糞味を変えるサプリ | ¥1,100〜¥2,500 | |
| トーラスフンロップ(30ml) | シロップタイプでフードにかける商品 うんちの味を変える | ¥500〜¥1,000 | |
| トーラスフンロップ ゴールド(30ml) | フードにかけるタイプ。お腹の中で辛味を出し、うんちの味と臭いを変える。 | ¥500〜¥1,000 |
サプリ以外の効果的な食糞防止 6つの対策

犬に食糞をさせないために、すぐに片づける、トイレの場所、運動、ドッグフードを換えるなど、すぐにできることがあります。
しつけ方の、簡単な方法として、「ビターアップル」というしつけ用に使う苦い味のスプレーを使う方法もあります。
ビターアップルでダメな場合は「おやつ」と交換するしつけ方をご紹介します。
食べる場所とトイレを離す

犬は食べる場所を汚したくないという習性があります。 食べる場所とトイレの場所が近いと食糞をするきっかけになりやすいので、食べる場所とトイレをできるだけ離しましょう。
すぐ片づける

うんちを片づけずに放置しておくと、食べるチャンスが増えますので速やかに片づけてください。 ただ、取り上げるように片づけたり、愛犬が気になるほど待ち構えて取り上げるように片づけるようなことは逆効果になります。
自然な流れで速やかに片づけるようにしましょう。
「犬用 自動トイレ」留守番の多い犬の食糞対策に
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飼主さんが家にいる時は愛犬のトイレはすぐに片づけられますが、犬が留守番中に食糞してしまうこともあります。
長時間の留守番の時に役立つのが自動トイレです。
ペットシーツはまきとり式で、自動巻き取りや外出先からスマホで確認してスマホから巻き取り操作もできます。うんちも密閉される仕組みですので、臭いも心配ありません。

Wi-Fiにつないでカメラが内臓されているので、確認もでき、おすすめです。
散歩など十分運動をする

散歩や遊び、食べる量が足りない場合もありますので、もう一度生活を見直し、十分に散歩するなど、ストレスをためないようにすると解決する場合もあります。
ドッグフードをかえてみる

未消化のフードがうんちの中に出てしまっている原因は消化の苦手な穀物類が少し多いのかもしれません。 穀物が少なく、タンパク質の多いフードに変えてみるのも方法です。
格安や無料サンプルもありますので、ドッグフードを見直してみましょう。
無添加ドッグフードの紹介ページは当記事の一番下の関連記事に載せてありますので、最後までスクロールしてご覧ください。
うんちに「ビターアップル」をふりかける
ビターアップルという犬のいたずら防止スプレーを利用するという方法があります。
ビターアップルは本来、電気コードや家具など、噛んだりなめたりしてほしくないところにスプレーして犬のいたずら防止に使うスプレーです。

リンゴ🍎の苦み成分を抽出したもので、犬に害はありませんので安心して使うことができます。
このビターアップルをホカホカのうんちにサッとふりかけると、うんちが苦いものだと思って食べなくなる子がほとんどです。
稀にビターアップルの効かない子がいますので、ビターアップルを苦いと感じるかどうか、試してみるとよいと思います。 類似品は多く出ていますが、ビターアップルが効きが良いし、安心して使えます。
ビターアップルは揮発性ですので、スプレーした直後は苦み成分が強いですが、時間が経つと苦みが薄れてきますので、家具やコードに使うときはこまめにスプレーすると効果的です。
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犬がうんちを食べた時のしつけ方

目の前でうんちを食べている姿を見たとき、ショッキングな光景にめちゃくちゃ叱る飼い主さんがいるのですが、逆効果になることもあるので気を付けてください。
叱ると、おいしいものを取られると勘違いして、すぐに食いつくようになったり、飼い主に注目してもらいたくて、食糞してしまうことがあります。
現行犯の時の対処法としては、叱らず、(愛犬が嫌いな音)で驚かせて気をそらすことを考えてください。
例えば、犬は金属音が苦手です。 空き缶の中にコイン(10円玉など)を入れたものをあらかじめ作っておきます。 コインを入れたところはガムテープなどで、出ないようにしておきます。
→コレを「しつけ缶」と呼んでいます。

食糞の現行犯の時、「しつけ缶」を使って、叱る代わりにすること

1)飼い主が鳴らしたとわからない(天罰の)ように、しつけ缶をテーブルから落とすなどし、驚かして気をそらす。
飼い主が「しつけ缶」を鳴らしたとわからないようにすると、犬は原因のわからないことで罰が起こるので、食糞=怖い音という感覚が増します。
飼い主が「しつけ缶」を鳴らしたとわかると、飼い主=怖い音 という感覚になり、食糞することが悪いという感覚が薄まってしまいます。飼い主がしたとわからないように、工夫することが大切です。
2)愛犬が驚いたタイミングでおやつを与あげる。
犬はうんちよりもおいしいものをもらえたので、うんちのことは忘れてしまいます。
3)おやつをあげた後、飼い主さんは平然とうんちを片づける。
4)何回かやっているうちに、「うんち」→「おやつ」という習慣ができてくる。
5)繰り返し、「うんち」と「おやつ」を関連付けてしつけをしていくと、「うんち」がなければ「おやつ」がもらえないと学習します。
こんな時は獣医師に相談しよう

犬の食糞は行動や習慣によるものが多い一方で、体の不調や病気が関係しているケースもあります。
特に以下のような病気・状態があると、食糞が起こりやすくなることがあります。
① 消化不良・栄養吸収不良
食べているのに、体にうまく栄養が吸収されていない状態です。
よく見られるサイン
- 便の量が多い
- 便のニオイが強い
- 軟便や下痢を繰り返す
- 食欲が強いのに痩せている
体が「足りない」と感じることで、糞を食べて補おうとする行動につながることがあります。
② 膵臓の病気(消化酵素不足など)
膵臓は、食べ物を消化するための酵素を作る大切な臓器です。
この働きが弱まると、未消化の栄養が便に多く残るため、犬が糞に興味を示しやすくなります。
こんな特徴があります
- 便が柔らかく、脂っぽい
- 体重が減ってきた
- 食後すぐに空腹そうにする
特に中高齢犬で注意が必要です。
③ 腸内環境の乱れ・腸疾患
腸内細菌のバランスが崩れたり、慢性的な腸の炎症があると、便の状態やニオイが変わります。
抗生物質を使ったあと
ストレスが続いている
食事内容が頻繁に変わっている
こうした状況が続くと、食糞がきっかけでさらに腸内環境が悪化する悪循環になることもあります。
④ 甲状腺の病気・ホルモン異常
ホルモンバランスの乱れによって、食欲が異常に増すことがあります。
甲状腺機能異常
副腎系のホルモン異常
などがあると、「とにかく何でも食べよう」とする行動が出やすくなり、食糞につながることがあります。
⑤ 寄生虫感染
回虫・鉤虫などの寄生虫がいると、栄養を奪われてしまいます。
注意したいポイント
子犬や保護犬
他の犬の糞をよく食べる
駆虫歴が不明
寄生虫が原因の場合、サプリでは改善せず、治療が必要になります。
⑥ シニア期に起こる認知機能の変化

高齢犬では、犬の認知症によって、トイレの場所が曖昧になったり、何を食べてよいか分からなくなるといった理由から食糞が起こることがあります。
改善が難しいケースが多く、飼い主や医療のサポートが必要になってきます。
病気が疑われるときのポイント
以下が複数当てはまる場合は、早めに動物病院で相談しましょう。
食糞と同時に体重変動がある
便の状態が明らかにおかしい
食欲や元気に変化がある
サプリやしつけで改善しない
まとめ

食糞の悩みに、食糞防止サプリで収まるケースもありますが、サプリで解決できなかった場合、すぐできることがいくつかあります。
トイレの位置、うんちをすぐに片づける、散歩をもう少し頻繁にしてみる、ドッグフードをグレインフリー(穀物不使用)のものにかえてみる、ビターアップルをスプレーしてみる、など、どれが先でも構いません。 できるものからトライしてみると、案外早く食糞しなくなる子が多いです。
今回「しつけ缶」を使ったしつけ方法をご紹介しましたが、金属音を怖いと思わない子も稀にいます。 普段の生活の中で、愛犬が苦手とする音を見つけて、その音を利用して良いので、「しつけ缶」に限らず、苦手音を利用してみてください。
食糞は自然界では異常なことではありません。飼い主さんも気持ちを楽にして、先ずはできることをトライして継続してみるのがおすすめです。
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